会社で日常的に使われている社印。
この社印の書体って、はんこ以外ではなかなか見かけない特殊なものであることが多いですよね。
社印に使われている書体にはどんなものがあるのでしょうか。
一般的ないくつかの書体を見てみましょう。
まず、最もよく社印に使用されていると思われる書体が「篆書体 (てんしょたい)」です。
篆書体は中国から伝わってきた歴史ある書体で、もとは秦の始皇帝が命じて作らせた字体を印鑑に掘って美しくなるようにアレンジしたものらしいです。
たしかにバランスがとれていて、歴史を感じさせつつも綺麗にまとまっている字体という印象です。
篆書体の次によく見かけるのは「印相体 (いんそうたい)」でしょうか。
別名「八方篆書」とも言われるこの書体は、印面いっぱい、八方向に広がるようなデザインです。
篆書体に比べると少し読みづらい気もしますが、重厚感があります。
逆に一見して読みやすい書体といえば、「隷書体(れいしょたい)」でしょう。
これは篆書体を簡略化した書体で、古文に対して今文とも呼ばれています。
印面には字と字の間の適度なスペースもあり、シンプルで読みやすいという印象です。
この隷書体に丸みを加えた書体が、「古印体 (こいんたい)」です。
丸文字が親しみやすく読みやすいながらも、落ち着いた力強さも感じられます。
印鑑に限らず、メールやウェブサイトのフォントを見ていても思うことではありますが、書体ひとつで書かれた言葉の印象がかなり変わるもの。
会社のイメージに相応しい書体を選んで、納得の社印をつくりたいですね。